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桂林の景勝 「象鼻山」 実は哀れな象なのです

07.8 ブログ.JPG
桂林への旅行で訪れる名所のひとつが「象鼻山」です。

  我々のツアーは、バスの駐車場から道路を渡り、まず月塔日塔を見学してから「象鼻山」へ向かいました。

  その途中でのことは以前のメモリーにも書きましたが、
  まず、道路を「せいのッ!」で渡ることから始まります。
桂林のガイドさんは「今です、渡りましょう」 と掛け声をかけたのですが、ガイドさんのそばにいた自分達は渡ったけれど、やはり躊躇した人もいて、一度では渡れませんでした。 桂林でも車の通行量が多い道路なんでしょうが、スピートを落とすなんて車はいない道路を、ほんのちょっとの隙に思いっきりよく渡るしかないのです。
観光地なのに横断歩道すら無い、あっても役には立たないでしょうが。

  次の難関は子供達でした。 造花のバラを無理やりポケットに差し込もうとする「100円・100円」の子供達です。
普通なら子供同士遊んでいてもいい時間です、それを親に言われてなのか、商売をしている子供達。
確かに情にほだされ100円くらいなら、と買ってあげてもいいという気にはなります。ただそれができない事情は、ひとりではないから…
ひとりの子に同情したら、もう次から次、付き纏われるだけです。
そして、我々のツアー一行がそうなりました。一人が同情して買ったら、200メートルくらいの間ずっと何人もの子供に付き纏われることになってしまいました。

  そんな難関(?) を潜り抜けて、水辺の細い道を歩いて辿り着くのが「象鼻山」です。
山が水辺に落ちるあたりで縦にスパッと切れ、その切れた中にトンネルができています。
  確かに「象の鼻」と言われればそうにも見えますが、水辺に突出する部分に比べて山の比率が大きいから、
象の鼻にしては少しこじんまりしている気はしないでもないです。

  そんなひねくれた考えはやめて、「象の鼻」として見ることにします。
  この象の鼻には伝説があるそうです。

    この岩になっている象さん、実は神様の乗り物なんだそうですよ。
  神様がこの桂林に象に乗って降り立ったのですが、乗り物である象がこの桂林のすばらしさに惚れ込んでしまって、乗り物の役目を忘れて神様に逆らって離れたくないと駄々をこねたとか、そいでもって怒った神様が象を岩にしてしまってこの地に残していったらしいです。

  この神様って心が狭いですよね、それよりも象を乗り物に使うなよってことです、だったら人間と同じじゃん。
  しかも怒って岩にしてしまうなんて、神様って身勝手なんですね[わーい(嬉しい顔)]神様なら黙って願いを聞き入れてやれよって気もしないではないですが。
  だからこの「象鼻山」 象に見えようが見えまいが、哀れな象さんの姿だと思って見てあげてください。

  無理やり岩にされちゃった…と思って見ると、悲しそうな象さんにも見えてきます。
この辺りには鵜飼のおじさんが、筏に乗っていたりしますし、のどかな桂林の風景が楽しめます。
神様の身勝手で、自分の希望が岩となってしか叶わなかった象さん。
でもそのおかげで、今は名所になって多くの桂林の人達の役に立ってますよ、ネッ! 象さん!07.8.13象鼻山 (2)ブログ.JPG
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